dlsiteのボイス試聴を聴く日々を送っている

 

 

※メチャクチャR-18な話をしていますが聴覚優れオタクとしての率直な感想/批評/分析であって自身の変態さを見せびらかしたいわけではないです※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々あってdlsiteの音声作品を漁るようになった。
 元々ワケアリ#1を買うために登録したのだが、今までなんだかんだ触れたことがないサイトだったのでこれを機に、ということで色々触れてみようと思った。
 というのは建前で月山岳/つきやまという超新星が墜落してきたからである。
 ずーーーーっと音楽をやってきたため視覚よりは圧倒的聴覚優位な人間である私。ありがたいことにdlsiteにはサンプルがいっぱい上がってるのでサンプル分だけ聴いてみただけではあるが(本当は色々購入して体験してみたいけど絶賛金がない)、の半年くらいdlsiteで音声作品(のサンプル)を相当数聴いてみて思ったことを書いてみる。こ女性向け作品をいっぱい聴いてるので女性向け作品の感想が多い。

①女性優位作品が結構ある
 dlsite、てっきり男×女、或いは男×男「しかない」と思っていたので女×男とか、擬似百合音声として女×女が思った以上にあって女攻め好きな身としては大変助かった。なんなら専用タグまである。うれし〜 でもタグがあるのを知らない頃、ジャケットだけ見ておっこれはいい女攻めじゃないか!?と思って開いたら全然逆転してた時はお前ーーーー!!!!ってブチギレました。女性攻めとは違うけど、柚木つばめさんと分倍河原シホさんの男性器舐める音が絶対男どもを抜かせるぞという努力、技術を感じたのと、一之瀬りとさんの焦らし系が本当に焦らされて焦らされて悔しくなるのでこれにも技術を感じました。同性ながらあっぱれだ。
 女性向け作品に戻るけど、女性向けは女性向けでふたなり女攻めメインのサークルさんもあって嬉しい。大体の作品の試聴が1時間近くある。何?試聴の概念壊れる。

「ふたなり女子攻め シリーズ」の作品一覧 | DLsite がるまに


 というか、件の月山岳さんが発売日的にそのふたなり女攻めが処女作なんですけど(作品発表順は2作目)、声優人生ハードすぎませんかね。初っ端敷居が大変すぎるよ。

 

②耳舐め
 耳舐め作品が多い!!!!!!!!
 男女問わず耳舐めが苦手な身としては本当に困る。(恐らく聴覚優位すぎて)耳舐め聴くとオタクとしてではなく人として生命の危機を感じるようなタイプなので、イヤホンしてなくても耳舐めっぽい音が聞こえると苦しくなるんですけど、マーージで耳舐めが多い。女性向け男性向け問わず。本当に苦しい。耳かきは大丈夫なんですけど。世の耳舐め音声の大半、絶対する側はこっちの「あっ……うっ……」みたいな声を気持ちいい喘ぎとして捉えてるんだろうけどこっちは本当に苦しい呻き声として「あっ……うっ……」ってなってる。お前の認識はR18かもしれないがこっちはR18Gの気分なんやぞ。具合が悪くなる。購入したいけど試聴で済ませてるエアプな理由のもう一つの理由である。金がない故に作品を厳選しないといけないが一歩、二歩歩けば耳舐めという地雷を踏みかねないというもはや地雷が大量に埋まってる戦場を歩かないといけないの、厳しすぎる。
 これに関しては好きなバーチャルYouTuberであるMonsterZ Mateの動画の「オホ声コンサル」という動画で気づかされたんですけど、別に耳舐めシチュエーション自体は耳を舐めるほどに愛おしい/そういう行為の一環なんだで受け入れられるけど音声になると俯瞰として見ている/聞いている音がダイレクトに届くからキッツイんだなあと。漫画とかテキストで読む分には萌えるんですけど、耳舐め音声って「自分に届く」、俯瞰視点ではなくなる、第四の壁を越えてくるんですよね。


基本的に「あなたとシチュエーションボイスのキャラクターとの交流を聴く壁」として楽しんでいるから、まーキツい。でもその第四の壁を越えてくること、耳を舐めるという行為音声がダイレクトに届くことが萌える人がいっぱいいるからオホ声コンサルのように耳舐めコンサルがいるのかもしれない。まあ何が言いたいかと言うとnot for meというやつです。
 ところでオホ声コンサルって何?

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③の割に男性オホ声が少ない
 男性向け音声のオホ声がいっぱいあるなら女性向け作品でオホ声いっぱいあったっていいじゃないですか!!!!!!!!
 俗に言うオホ声とか汚喘ぎみたいなものが少ないように感じる。男性向けのオホ声の分母がデカすぎて小さく感じてるだけかもしれない。やっぱ男優がうるさいとか言われてるのと似たような理由+シチュエーションボイスという都合上何をしているのか実況しないといけない→喋りすぎてしまう→漢らしい汚喘ぎには需要がないのだろうか?と思うなどしました。
 でもBLとか聴いてると、結構濁点ついてるような喘ぎを攻め側があげてることもある。BLでも乙女向けでも活躍してる声優さんが、前者で濁点喘ぎ、後者では優しく女性をリードしたり、ということもあった。男×男を好む層と男×女を好む層でディレクションが大きく異なっていたりするのだろうか。腐女子でもある自分的には男性喘ぎ大好きだからもっと聴きたいな〜〜!!と思います。でも「モロ語♡喘ぎ限定の放送室」様の作品が上がるたびにランキング上位に上がってるのを見るとやっぱ需要はあるんだと思います。

 

④でも束縛とかハードなもの多くね?
 そのまんま。束縛とかM向けとからぶらぶ♡よりは結構罵倒してくる作品とか多い。の割に汚喘ぎとか雄らしい感じの作品は少なく感じる。綺麗な美男子が束縛とか罵倒するのにキュンとしてしまうのだろうか……?dlsiteに行き着くまで基本アニメイト乙女ゲームしか齧ってこなかった(個人的に1番キツかった非オトメイトの剣が君は物語が全体的にオタクのしんどい的なハードだからなんか違うと思う)ので、ランキング上位に上がるそう言う作品を見るたびにマゾが多いのか……?こういうシチュエーションボイスって疲れを癒すためとかストレス解消とかで聴くと思うけど罵られたりハードプレイとかでよりつらくならないか……?と不安になると同時にR-18だから為せる供給の満たし方なんだなあと思いました。
 そして、男性向け作品のランキングを見ると聴く側が優位に立つものだったり女性が性行為を好んでいる作品が上位に上がってることが多く(まあ肉体的にBLでいう攻めに聴く側が回るからというのもある)、逆に男は女を蹂躙とまではいかずとも犯したい欲が強いのかなあと感じた。MADTOWN関係で見かけた「(キャバ嬢に)好きになってもらうため」にキャバクラに金を使う男と「(推しを)ナンバーワンにしたいため」に金を使う女、という「行動心理学の男女の違い」ツイートがすごく興味深くて好きなんだけど、シチュエーションボイスでもこういう男女の違いみたいなの発生してる気がする。上手く形容できないけど……。
 あとまあ検閲とか潜り抜けるための対策なんだろうけど某カテゴリを「すやすやえっち」って柔らかい表現にしてるのが面白くて好きです。まあ実際漢字に起こしたら四角多くて字面ゴツいもんな。そういう問題じゃないんですけど。ひらがなにしても隠しきれないプレイ内容のヤバさが滲み出てるんだよな。そこが好き。

 

⑤効果音ってすげー大事だと思う
 喘いでる声と水音のタイミングのシンクロというか、水音は激しいのに喘ぎは別にクライマックスって感じじゃない時(逆も然り)、すげーモヤっとする!!!!
 視覚で表現しましょう。私は壁です。声を聴きに来たり感情移入じゃなくて二人とのイチャイチャを壁として眺めてるような感じでシチュエーションボイスを楽しんでるシチュエーション先の壁です。
 激しい腰振りを見ている筈なのに喘ぎは普通にお喋りできるくらいの余裕あったら矛盾してる感じがして見てて壁ぶち破って文句言いたくなりませんか!?!?
 みたいな作品が地味に多い。入りこそ声優目当てだったけれども今は無作為に作品を漁っている身としては、声を聴きに来ているのではなくプレイとかいちゃついてる時のお喋りとか、要はシナリオ部分や情事中の様子を楽しみにしているのであの……大変かもしれないんですけど……効果音も大切にしてあげてほしいです……。そう考えると自前で色々舐める音出せる声優ってすごいね。どうやって出してるんだろう。本当に謎。マジでバナナとか棒アイス舐めて吸って音出してんのかな。(ガキの発想)

 

⑥じゃあ実際琴線に触れた作品ってなんなのさ

【20%OFF】彼女さんきびしー♡ ~欲求を満たしてくれる清楚長乳一軍エロ女子のあま~い密着誘惑♡わるぅい女に勝てないけど仕方ないよね♡~ [やみいち] | DLsite 同人 - R18


絶対認知した作品は違うんだけど一之瀬りとさんの嘘喘ぎめっちゃ良いな……と過去になった覚えがあるので最新の嘘喘ぎをピックアップ。前に聴いたやつ作品名思い出せないな……。なんだっけ……。大人〜よりは一之瀬りとさんの丁度性を覚えたての歳を迎え、性の味を覚えた学生くらいの声が堪らなく好きです。

 

【50%OFF】【KU100】陽キャのドスケベJKは濃厚セックスをお勉強したい ~あたしがジュボジュボ、音を立てて絞り取ってあげるから♪~ [スタジオりふれぼ] | DLsite 同人 - R18

 シンプルに秋野かえでさんの声がめちゃくちゃ好き。ラブラブ系の時本当に同性ながら甘くて砂糖直食いしてる感覚になる。オホ声多すぎるとゴリラとかよく見るけど秋野さんのオホ声は多くてもゴリラに聞こえたことがない。これで芸人ってポテンシャル凄すぎる。なんなんだ。

 

【20%OFF】あまあま癒し系夫とクリスマスらぶらぶおほ声えっち〜絶倫ガン反りおちんぽで性の6時間ノンストップ愛され種付けされる話〜 [モロ語♡喘ぎ限定の放送室] | DLsite がるまに


 男性オホ声の理想が詰まっている。こういうのが聴きたいんだよこういうのが!!でもこれぐらいがハードルなのは自分でも高いなって思います。

 

【理性崩壊♦️淫魔教育】Case.5 クリバイブとディルドで鬼責めしてくる敬語お兄さん。火照った体でお風呂エッチ。潮吹き8回、射精4回。二泊三日、ず~っと一緒。 [がるまにオリジナル(乙女)] | DLsite がるまに


 ビジュが好き。(そうですね)
 あと喘ぎと効果音のバランスが良い。こういうのが(略)

 

死ぬのは水色を抱いてからでも遅くない~死にたがりくんは謎の美人と出会ってごく普通だけどエロ甘い恋をしました~ [ちゅちゅ] 予告作品 | DLsite がるまに

 これ書いてる段階で発売前なのでマジの試聴しか聴けないやつです。これ聴いてふとdlsiteの作品いっぱい聴いてんな自分……と思ったのでこの記事を書こうと思った次第です。喘ぎの感じが男性向けっぽい。分倍河原シホさんと近しいと思った(個人の意見です)。月山岳名義も好きなんですけど耳舐めでやっぱ許しを乞うてしまうのでBLの方で……。
 月山岳の地声に近い作品、いつか出てくれませんかね。あのド低音の壁になりたいです。

 

 

まとめ:こんなドスケベ文書いてるけど結局何がしたかったの

 

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 試聴の範囲内だけどアンジュ・カトリーナの成人の日漫画レビューとか四季凪アキラのBL漫画紹介のボイス版みたいなことがしたかった。

カリギュラ2をクリアした

カリギュラ2をクリアしました。

RiJ2024視聴済み、にじさんじ所属バーチャルライバー神田笑一さんのカリギュラ2配信いくつか視聴済み、オーバードーズクリア済み(楽士ルート含め)の因果系譜をほぼほぼクリアし、茉莉絵の小説読了済み、事前に「祈っているだけ」は聞いたことがある(どころか爆リピしまくってる)、楽士のコンポーザーを知ってるくらいの知識。

また、同じ山中拓也作品でミルグラムをちょっと聞き齧り、アイドリッシュセブンのコラボ「ダンスマカブル」がめちゃくちゃ大好き。なので後半ブレイクするたびにダンスマカブルずっと打ってた。そんな人です。

以下上記を踏まえた上でのネタバレを含みます。

⭐︎戦闘の話

・戦闘のストレス面、ダルさが解消されまくってて嬉しかった。ODは因果系譜で主人公強化したら峯沢か鍵介で吹き飛ばしてクアッドトリガーのワンパターンだったので……

・更にそこに月島という回避盾、あの戦闘予測よりも確率・運の要素を絡めることで真にどうなるかわからない戦闘が繰り広げられるのがすごく面白かった。キャラクターとしても好きだけどそんな性能面が大好きすぎて月島ずっとスタメンに入れてます。あとRTAでオッカムの強さを知ったのもある。

・ただ、同時にキィの歌とリスクブレイク・先手必勝(リスク3で派生コンボ発生するキャラクターが何人かいる)ゲーでもあるなあと感じたので殆ど俺ドレッドノート打ってたな……と振り返って思う。クアッドトリガーがドレッドノートにすり替わっただけみたいな。

・でも誰かがひたすらカウンターで吹き飛ばして主人公のソニックレイドからの空中派生で敵どこいくねーん!!!!!(陣内智則)するのはすごく楽しかった。マジであらぬ方向に飛んでくさま、シュール。

・そんな感じでまあ今回もカウンターさえ取れてしまえばこっちのもんなので、後半になるにつれてボスが殆どカウンターできない技だったりガード貫通技打ってきててハラハラしまくりましたね。そんなガード貫通技を月島が回避カウンターすると脳汁がえげつないんですわ。

⭐︎因果系譜の話

全員全員に踏み込み要素が異なっているのがとにかく良かった。前作の鈴奈のクラスメイトが虚構の存在だったという設定も味があって良かったんだけど、システム的には同じことを何度も繰り返す作業なのはしんどかったので。

・そんなこんなで前作の因果系譜は作業ゲーだったので、全員が全員異なる後悔を抱えてクエストクリア条件も異なっていたのがすごく良かったですね。基本的にRPGの地図は埋めたいタイプなのでパッシブスキル探しも兼ねてマップを埋めることも出来て楽しかった。ポケットティッシュは許されないんですけど……(クリア後に埋めに入った)

でもWIREの呼び出しシステム撤廃は勘弁してほしかったなあと思う。固定クエストならまだしもそうじゃないNPCは探すのがかったるかった。WIREで呼び出して即クエスト解決させたかった。でも待合室時点で敵がいるような病院とかもあったし呼び出したとて正常じゃいられないよね……と考えると難しい。

・あと因果系譜のモブと思ってた人物が実は楽士にめちゃくちゃ関係ある人物でびっくりした件があったので本当……因果系譜の人間関係の面改修入って本当に嬉しく思います。強くなることが作業じゃなくなった。

・全然因果系譜のエピソード内でも揉め事とかが起きていて「楽園(エデン)」とは言い難いのでは?と思っていた。

⭐︎キャラクター/ストーリーの話

TRPGプレイヤーなので主人公の設定も考えていきましょう。下記の設定で男主人公で開始。

・仮還 抱(かかえ かかえ) ♀ 30-35歳

結婚し妊娠するも流産、その後子宮を摘出する必要がある病を発症。子を作ることができない身体になってしまう。

生まれることのなかった赤子、子作りや病につきっきりだった夫に対しての罪悪感、後悔から世界へやってくる。

「生まれ落ちる筈の命をなくしてしまった」という部分の後悔が強く、転じて「そもそも子を産むことが出来る身体にならなければいい」という発想から、現実では女性だがこの世界では男性の肉体で、友人も吟くらいしかいない。一人称は僕(現実では私)。

因果系譜の踏み込みネーミングにするなら「Ca.Cx(オルタドリームファミリーライフ)」。子宮頸がんによって理想の家庭を描けかなかった女性。

結局のところ子供はおらずとも夫が待ってるので帰りたいと願う。名前は入院中読んでいたライトノベルの影響で本名はありきたりな名前。

能登

キャストコメントでも言われてたけど本当に「現代」のキャラクターなので今まで遊んで、選択肢を選ぶゲームで1番どの選択肢を選べば良いのかわからなかった。多様性の時代というのはいい言葉でもあり悪い言葉でもあり、色んなものが浮き彫りになったとも言えるし、多様性の海の中から目当てのものを見つけるのが難しくなったとも言える。

私事になるけど、中学の途中まで一人称が「自分」だった。なんでかはわかんないけど。でも、誰かに指摘されたんだったか、自分で違和感を覚えたんだったか忘れたけど、いつのまにか「私」と言うようになった。無理矢理「私」で塗り替えてるようで違和感がある。いまだに。そんなこんながあったので、吟が「僕」なのか「私」なのかで悩むシーンは完全にとは言わないけど、共感できるものがあったし、自分自身の性別ってどっちなんだろう?と己の性別を見直すきっかけにもなった。

スカートは履く、がすっげえかったるいと思ってる。スカートの下にタイツとか履かないといけないのがダルい。髪が短いのは髪の手入れとか楽だから。青とか寒色好き。でも異性愛者。女子力を捨て、効率厨として生きている女性なのか、それとも。結局答えは出ていないが、少なくとも自分は男性ではなくて、カリギュラ世界で言い換えるならばXの性別か普通に女性なのだろう。

閑話休題

それにしても、吟の男子高校生カモフラージュすごく上手いなあとは思った。あんだけキャラエピやストーリーで男ならとか男だととかゴリ押されてなかったら全然気づかなかったと思う。例えば最後の塔で切子がアイドルだと判明した後の小鳩先輩を実況するシーンとかすごい好きなんですけど、それってまさに男子高校生ノリじゃないですか。そんなトークを咄嗟にできるのが本当にすごい。だからこそより自分の性別に悩んだのだろう。男としての挙動が上手すぎるからこそ女性の自分が動き始めたみたいな。

序盤は本当に「俺が打ち上げて撃つ」で本人が言うように相性がバッチリだったのでずっと連れ回してました。終盤はボスの状態異常回復時間が短かったり撃つより皆で殴りに行ったほうが早い!!!であんまり起用しなかったんですが。でも性能の相性がいいのは本当なので。状態異常回復早いボスじゃなければ……。

・編木ささら

1番エピソードロックかかった。86歳の言葉の重みに飲み込まれ、はいと頷いてたらエピソードロック。頷いちゃダメなのかよ!!と思いながらキィに泣きついた。

初めて踏み込んだのもあるが、今までのカリギュラは年齢性別は二の次で、犯した罪やかつてやらかしたこと、性格部分に重きを置くことが多かったので、年齢部分に重きを置く展開には驚いた記憶がある。そして思い返せば年齢相応の反応だったというような反応の数々。伏線回収っぷりに更にゾッとした。天然でありながらも芯の通った説得力のある言葉の数々。豊富な人生経験が故だったのだと。少し後悔しただけだからなのだと。カリギュラ2発売年の2021年から83年前に遡ると日中戦争が起きていた頃とのことなので、それ故に「老兵は死なず」なんだなあと思うと深いスキル名だなあと思う。

・宮迫切子

推しです。しっかり者で少女性を持ち合わせたクール系女子。それでいて性能も強い。最高。「キャラクター」として1番好きだな、と思います。

12歳でアイドルになって10年駆け抜けた、というと今で言う芦田愛菜とかが近いのかな?最初親が学歴コンプで子に高学歴押し付けられる少女なのかなと思ってたんですが、芦田愛菜が高学歴なのを見るに周囲の期待とかチャレンジ企画みたいな感じで高学歴キャラも押し付けられたのかもしれない。パンドラが会話ですぐ察したあたりめちゃくちゃキャピキャピきゅるるん⭐︎みたいな感じでキャラ作りしてたイメージもないし、名前だけ違うサバサバした感じだったんだろうな。現実の姿が1番見たい。だって黒髪性癖なんだもん……。

なんか本当に20歳以上とは思えない少女性を持ってて、遅れて青春を楽しんでる成人女性みを感じなかった。お化け屋敷一緒に入ったんですけど、とても楽しそうで……。そんな不変的な少女性に人々は惹かれたのかもしれないな。本人が気にしてたしっかりしてる部分もむしろ自立していて人としてできてるな、と非常に好感度が高かった。そんな自立を妨げる現実のマスコミにキリキリマイしようぜ。

・釣巻鐘太

最後の最後までCV伊東健人に気づかなかった。結構声聞いてる声優さんなんだけどな……。

普段きっちりかっちりしてる分優柔不断すぎる箇所のギャップが強く1番キャラが濃いと感じた人。後悔の内容は現実的(後述)だけど、キャラクター性は1番フィクションに近いと思った。

先手を取ってしまえば命中ダウン付与できるえらい人。これ月島と組み合わせれば強いのでは?茉莉絵でいざという時逃亡で茉莉絵入れてたけど抜かして次塔攻略する時このコンビ組み合わせてみるか……(メモ)

「失敗したくない」「責任を負いたくない」という鐘太の考えは現代社会に通ずるものがあるし、特に「自分の判断で人を殺した」のは自部長にも通ずるものがあって、部長設定として1番刺さったのは鐘太のエピソードだったな。結果論ではあるけど産むと決めて、子供を産む(責任を持つ)肉体は結局のところ女性の方で、出産に失敗してしまった(殺してしまった)から。でも部長としてもプレイヤーとしても部長が、鐘太がしたことは間違いではないと思うし、鐘太の「自分は何度だってあの時が来ても同じことを繰り返すだろう」といった旨の発言は意を決してて、目を隠していた(塞いでいた)装備なのも相まって心にくるものがあったなあ。というか切子の時も思ったけど現実のマスコミがゴミなんじゃないか?それかメビウス作り出すくらい、件(くだん)の経緯を考えると政治とかさまざまで余裕のない日本かのどっちか。

・風祭小鳩

口説く姿見る度に風祭くんさあ……と思っていたが、無印を遊んでいて、因果系譜までしゃぶりつくしていた身としては何も笑えない案件だった。二重人格、絶命症候群、狂信者などといったトラウマを抱えていることもなく、私が関わることで能力が強化される要員にもならなかった。所詮水族館の観光客の一人とか、それくらいでしかなかった。そりゃ青春も楽しみたくなるよねっていう。切子は青春を楽しむ余裕を与えられなかった人で、小鳩はそもそも青春を与えられなかった人というか。

カリギュラ」という作品内の俗にいうモブの恩恵に預かり、俺TSUEEEしてた身としてはキャラエピMAX後の勝利台詞、「お前に負けたくない」みたいなことを言ってたのがとても刺さるものがあって、聞くたびに「親友枠は吟だけど、ライバル枠は小鳩だな」と思います。そして自力出血覚えるまで男友達として仲良しな吟と相性が良かったりとか(吟でも書いたように吟と小鳩先輩の関わりかなりすき)、予測パーセンテージが五分とかザラなピーキー性能っぷりは「カリギュラ2でも因果系譜システムがあるが故にどうあがいても部長に能力面で勝てない」というのを感じて、罪悪感のような気持ちを抱くと同時に「その確率の壁を越えてみろよ風祭小鳩」という期待を込めて彼のコマンドを選んでいました。あとね……TRPGプレイヤーだから「50%はいける」って思っちゃうんですよね……。あと撃ち落とした後蹴るモーション全員好きだろうがよ。

この作品における現実の杞憂を鐘太先輩の時にしたんですけど、こっちの現実的には通信制とかだいぶ地盤整ってきてるし案外なんとかなるんじゃないかなあと思ってる。ただあっちの現実ではどうなるのかはわからん。確実に安定した未来ではないだろうけど、「今」を生きていくことは出来る世界だから、「今」を生きてるうちにあっという間に未来になってるかもよ、と同い年でうつ病なって安定しない収入で生きてる人間からのアドバイス。そうしてあげたくなる人です。

・月島劉都

カリギュラ2というゲームの戦闘を1番楽しくさせてくれたのはこの男〜〜〜!!!!!(エンタの神様)

回避盾という可能性の先読みの先読みがすげー楽しかったです。あとRiJも言われてたけど防御ダウンデバフ持ちがマジでえらい。オッカムの旋回の強さはRiJで知ったので雑魚戦でオッカムオッカムしてもらってます。

そして言動で踏み込み前から踏み込んだ後が読めた人(ギフテッド)。マジの中学生〜高校生くらいだと分かった時Neruさんのcuteなboy発言を思い出してフフ……ってなりましたね。マジで時々見せる子供っぽい青臭さとか、笑顔の表情差分に可愛さを覚えてましたね。あと計算が……とか典型的なデータキャラっぽい発言。性能も愛おしいしキャラクターとしても愛おしい子でした。正直カリギュラの中で中堅〜ベテランな方の声優を疑う癖があるので(全部琵琶坂が悪い)絶対最初なんかやるのではないか?と思っていた。全然いい子だった。ごめんな……。回避カウンターしたら「月島ァ!!!!!!!!!!!!」してたし回避し損ねて死んだら「月島ァーーーーーーーーー!!!」してた。ささらさんの時は現実年齢が現実年齢なので罪悪感があったけど、月島は読み失敗が故の戦死みたいな感じだったので同じ盾役でもあんまり罪悪感は抱かなかった。

最後、選択をしたこと、無限の可能性を悔やんでいた彼が選択を1つに絞ったこと、それに誇りを持っているかの如く当然のように、「正気」で仲間達に将来について語る姿はとてもかっこよかったです。何故なら、先輩たちへの反骨精神からエフェクトに目覚めた彼なら、大人への反骨精神で絶対に医者になる/なれるだろうとプレイヤーはわかっているから。インタビューで山中さんがIPS細胞で脊椎云々の話をしていたので今日も世界のどこかで月島が医学を勉強しているのか、そしていずれは貢献する日も近いのかと思うと未来は捨てたものじゃないなと思います。こうして考えると「Designed desires」でキィちゃんがセイッって言ったりしてるのはドクトルと対比側の月島が「狂っていない」、むしろ前向きだからこその表れなのかもしれない。こうして考えると全員ペルソナ無印とか2の人間の中1人だけペルソナ4とか5の人間みたいだなって……。

・駒村二胡

踏み込み前から踏み込んだ後が読めた人3人目なんですけど踏み込む時の選択肢が怖いんだよ。香水ニコっぽいねーでエピソードロックRTAした時の衝撃今でも忘れられない。そんなことあるか!?あった。シャニマスをちょい齧りしてる声優補正でどうしてひよりさんにこんな怖い演技させるんですか!!!!!って最初ビビり散らしてしまった。でも全然狡猾じゃないと思ってたのに狡猾だって言うの本当部長何を見ていたんだよ……。

二胡ではない別の誰か(姉か妹?)になり変わっていた」までは読めていたので、一織のキャラクターとのギャップ(というか表情差分)を大きく感じたけど、「乖離」や「失望」とか、マイナス面は感じなかった。「ああ、一織って人間だったんだ」ってくらい。本人にとっては「くらい」じゃないし、親がカスだからエフェクトに目覚めた時あんな悲痛な叫びになってたんだろうけど……。確かに二胡が死んだのは親によるものじゃないけど、子供に「親は明るい子の方を選ぶ」という前提条件を植え付けさせてる時点で育て方を間違えてると言うか、親ガチャ失敗してると思うんだよな。だから正直親が壊れたって話を聞いても「一織、もっとキレていいんだぞ。自我出してけ。ずっと無理矢理持たされていた教育に悪いおもちゃが壊れたんだ、喜んでいいんだぞ」みたいな後方腕組みで話を聞いていた。というかアイドルである切子よりも全然偶像してるのおかしいだろ。そういう風に捉えるとメンタルが強靭で、駒村姉妹の強いところなんだろうなあと思うと同時になんで両親ああなった。と思うのであった。正直もう改善しないで絶縁も全然していいと思うよ!!って私は思うけど、なんとかしたいと言うのであれば頑張ってとしか言えない。「家族をなんとかする」を例えば精神病棟にぶち込むとかも含めてヒーラー要素とかは流石にブラックな読みすぎるか。

髪色が髪色なのと二胡との対立人物がいない点から件が二胡の母親なのかと実際対立するまで思っていた。全然そうじゃなかったね。

・マキナ

「kemu(堀江晶太)」で8文字わかるわけないだろ!!!!!!!!!!!この場合Cradleってどういう扱いになるんだろう。マキナが作ったのではなく本当に「カリギュラ オーバードーズ」という作品のために書き下ろされた曲になるのだろうか。

サビ部分だけを聞いてアンドロイドの肉体を持ってる→現実では余命が迫ってる子供?と思ってたんですけど、命の灯火が消えかかっているわけでもなく、死に恐怖を抱いている青年だった。死に恐怖を抱く気持ちは正直わかる。道民なのでミサイルや地震、突然隕石が降ってきたらどうしようとか、寝てる間に死んでたらとか。同じく死に恐れを抱いてるバーチャルYouruberである月ノ美兎さんが最近「寝言は寝て言え」という曲のMVを出していたんですが、コメント欄に「寝ること」を「1日の死」と表している人がいて、本当にその通りなんですよね。この世にはいろんな面白くて楽しいことが待っているのに、それらを知ることも楽しみ尽くすことが出来ないまま時間は過ぎていき、1日が死んでいく。実際この文を書いている間もFGOの周回をしないといけないのに全然出来てなくて悔しいと思っている。そんな満足しきれないまま1日が終わってほしくない。でも起きていたらいたで生活習慣病が待ち受けている。人間は睡眠と死から逃れられない。そんな恐怖感で時々眠れなくなる時があるし、まだこの1日に満足していない!で起き続ける日も多い。

カリギュラ2という作品、そもそもとしてナンバリングの2だしキャッチコピーも「お前に地獄を見せてやる」(読み仮名表記)だしでマリオとかカービィみたいに万人受けよりかは人を選ぶゲームだと思ってるんですけど、それでも手に取ったということはゲームの取捨選択が出来る、ゲーム文化を楽しんでいる人、まあざっくりまとめるとカリギュラ2を遊ぶ人って大体ゲーマーなんじゃないかなあというのを踏まえた上で、「死にたくない」キャラクターを一発目に持ってきたの、すごい構造だなあってクリアして踏み込んでからだと感じます。ゲームの世界に溺れたことがあって、「ゲームの世界に浸っていたい」、「ゲームを楽しいとかやりこみたい」とか、「時間を費やしたい」と必ず抱いたことがあるであろう人間に「死は必ず訪れる」という現実を突きつけるのだから。

要はカリギュラ2プレイする人間の大体は1回は死にたくないって思ったことあるような人たちだよね(クソデカ主語)。だからこそマキナのキャラ造形や曲に共感性を持つだろうし、その上でささらさんが死への恐怖を拭い去るような発言をすることでマキナもプレイヤーもどこか安堵を感じられる構造になってるのを初手にぶつけるってすごくない?」ってことです。

それを踏まえた上でリグレットのことを後で書くんですけど……。

・パンドラ

踏み込む前と踏み込んだ後で1番印象が変わり、1番怖いと思った人。

だって1番身近な人なので。

自分自身、実は長いこと音楽を学び続けていて、作曲もちょいちょい学んでて、最近はそういう音楽系の夜勤に就くくらいには音楽を愛していると同時に、不倫して業界を干された鈴木達央のオタクを後からとはいえもう……2-3年くらい続けてるし大学の単位もギリッギリで就活も滑り込みセーフだったくらいには限界音楽大好き+恋愛沙汰炎上エンターテイナーにハマってる人間だった(し、今でも単位落としたり学校の授業参加し損ねたみたいな夢を見る)ので、本当彼女の身の費やし方が自分のifのようですっごい怖かったです。パパ活という単語見えた時バカ……!!!!!!と同時に自分もあり得たかもしれないと思う自分もいて、パンドラの見方も変わったし、オルターガーデンの聞こえ方がすごく変わりました。ピアノすごい気合入ってると思ってたけど音大ならそりゃピアノ綺麗だわ。あとAyaseさんだとラストリゾートとか結構好きなので同主調なのが嬉しかったですね。こうして音楽用語を出すことで似た境遇アピをしていきます。

因果系譜で彼女の推しがリドゥにやってきてるのを知って絶句したし、両方知り得るのは部長、プレイヤーである自分しかいないのだと思うとより唖然。なんでそんな嫌な噛み合い方するんですかねえ!もうやめましょうよ!!戦争の火種を持ち込むのは!!!!

オルターガーデン、彼女がまあ一言で言うと「ドルオタ反転アンチ」なので(前作と同じ感じなら「反転アンチ」という単語で後悔が書かれると思ってた)「お気持ち曲」と言われてるみたいなんですけど、作曲を齧ってた身としては正直感情が揺さぶられた時が1番作曲に熱が入るんですよ。だからその曲を書いていた時の作曲者の気持ちをそれこそ笑いもののような「お気持ち」という単語でまとめてほしくないなって思います。怒りを創作にぶつけて何が悪い。「好きにならなきゃ良かった」という後悔を創作にぶつけて何が悪い。そうしないと感情昇華できない人間で何が悪い。これは「お気持ち」じゃなくて「感情」や「激情」だよ。

もうそろそろ時効だと思うのでこれもまとめたいなって思ってるんですけど、私が1番作曲に入れ込んでたのが鈴木達央にハマりたての頃だし、LiSAの「悪女のオキテ」の経緯を読んだ上で曲を聴けばわかるから。

・ムーくん

かわいい。カリギュラ2の楽曲がリズムゲーになったら1番叩きたいしボルテのピンクのツマミ一直線で回転する譜面が見たい曲を書いています。

アイドル反転アンチからの全肯定アイドル扱いする楽士か……とこれまた悪趣味な登場順だこと、と思ったと同時に吟が対立するのかと驚いた記憶があります。正直ムーくんの後悔というか、全肯定+特別な存在になりたいという気持ちは大人になったら誰しも1回が思うことと考えてて。「将来野球選手になりたい」と言って野球選手になれない人の方が圧倒的に多いし、甲子園3年間戦ってプロ野球選手になっても愚痴を言ってくる奴もいるし(パワプロの栄冠ナイン)、「野球と政治と宗教の話は危険」と言われるくらいには野球の批評って厳しい世界だし、そんな中でも二刀流で活躍して世界中から喝采を浴びる大谷翔平は世界に1人しかいないし、野球選手で例えたけど勿論サッカー、芸術、宇宙飛行士、色んなことでも言えることなんだよな。

「ムーくんの後悔は子供から大人になることで形成されたものだけど、吟の後悔は物心ついた時からだから」という対立構造は難しいなあって思いました。両方とも現代的な悩みすぎるんだよ。今子供の将来の夢プログラマーがランクインする時代ですよ?なんか最近テレビ見たら1位会社員で絶句だよ。もう宇宙飛行士とか「夢」見る子供すらいなくなりつつある時代になってるんだよね……。両方の言い分がわかるというか、性と職という全然分類としては違うものだけど、ようやく現実的に向き合ってプラスな方向に動き始めたものと現実的に向き合ってマイナスの一途を辿っていくものとの対比が複雑というか。反比例のグラフみたいな感じ……。上手く説明出来ない。あーわかんなくなっちゃったなんかいい感じに理解してくださいコスモコスモ!!!!

戦闘での話をすると、「ほしとかの仲間を倒してしまえば、ムーくん自体はぶっちゃけそんな強くないな……」という所感を最初に抱いた。果たしてこれは意図的なものなのか私がカリギュラ2上手いからなのか。どちらにせよムーくんを否定し倒すという行為自体が彼の後悔と尊厳を踏み躙るようなものだし、「お前に現実(地獄)を見せてやる」を1番体現してるキャラクターだなあって思います。まるでコスモみたいだあ。ありがとう八代拓。(私はDL版デラックスパックを買っています)

・QP

シャープ付けるとなんかハッシュタグみたいな感じでつくんじゃないかと不安になったのでこの表記で。どうみてもかいりきベアです。本当に(ry少女。PV見た時の知ってた感は異常。最後のソフラン叩きたくねえなあ〜〜!!!!と思いながらダンジョンを探索していました(音ゲーマー脳)。あとこうしてしっかりQ愛セニョリータを聞くとベースすっごいかっこいい。かいりきベアさんの可愛い曲調に反したベースの重いかっこよさが大好きなので嬉しいな。

部長が部長なので口説かれる度に「中身女……!!夫いる……!!」と設定考えたプレイヤーの胸にグサグサ刺さっていた。Pretenderである。

いやもう本当連続でこれ言うの語彙とか表現力ないんか?って思われそうなんですけど、踏み込んだ時の所感がこれまた現代的な問題ぶつけてきますねと。少子化だの草食系男子がどうのだのバキバキ童貞だのがいる現代で恋愛に対しての後悔。それに対して遅れた青春バリバリ楽しんで女の子口説き落としてる小鳩、本人も言ってたけど正直相性いいと思います。これは遅れた恋愛を取り戻したい者同士という意味であって、「好き」で癒せない愛情を抱きしめられるかは不明だしさ……それの年齢も近いだろうし……みたいなお見合いのノリにも近い。でも最後のマキナとのやりとりもめっちゃ好き。正直自分も女性としていつか結婚とかの願望はあるものの将来的にどうなんだろうね……と思うことが2ヶ月に1回くらいあるので彼女の悩みも共感できます。

正直前作の楽士ルートの表裏両方行ったり来たりの背徳感に良さを感じていた部分があったので、ソーンみたいに誘われる形ではなく自分から帰宅部に協力しに来る楽士いるんだ!と驚いたしそりゃ2は楽士ルート作るの難しいよなと思いました(楽士ルート作るなら最初から実装するだろと思ってる)。帰宅部裏切るなら彼女も裏切ることになる。それにさ……

戦闘はなんかわかんないけど1番苦戦したので。

いや本当なんでだ?ささらさんを月島に変えたらなんとかなったんですけど別に回避盾よりも防御ダウン以外あんまりやらせた記憶ないし……。唯一ゲームオーバーを3回くらい見ました。そんな彼女をもう1回相手にしろとか無理です。後悔と向き合うために戦ったけど正直扉の前に立った時点でうげ……となったくらいには戦いたくなかった。

・ドクトル

まずは「ドクトル」に寄り添った楽曲作りをしてくれたぬゆりさんに感謝をさせてください。

普段ぬゆりさんって歌詞に句読点を入れるタイプじゃないんですけど、「Designed desires」は句読点が付いてる歌詞で、医者の診断書とか見てもらえればわかると思うんですけど、医者の書く文って基本句読点が付くので……歌詞の細部にまで医者であるということにこだわりを感じられて、クリアしてDL特典開いた時感動したのを覚えています。そしてなんといっても心電図のような音、終止せずフェードアウトすることでドクトルのクランケに対する執着や罪悪感に果てがないことも感じられて、「ドクトル」の楽曲として完成され尽くしてるな、とクリアして思います。プレイしている時はダンジョンに迷ったり茉莉絵がどっか行ったりでてんやわんやしてたのであんまり聞く余裕がなかったんですが、こうして聞くと本当に「ドクトル」という人物を体現してる曲で聴く度にカリギュラという作品群が好きな身としては感謝の気持ちでいっぱいになります。カリギュラ2という作品に参加してくださりありがとうございました。

もう言いたいことは月島の項目で語ったり、本編中に月島が言った正論パンチが殆どって感じなんですけど、現実的観点で言うと確かに月島の言うとおりだね、医者なのに1人ばっか寄り添うのはどうなんだいって話ではあるんだけれども、「キャラクター」として見ると「そういう医者、いいよね」という肯定的な感想になってしまうんですよね。ミルグラムという罪の善悪を大衆の意見で決めるコンテンツを生み出してる山中拓也のことだからこの感情も見越しているんだろうな。悔しいぜ。

感想を書くにあたってカリギュラ2案件貰ってた神田さんの配信を見てたんですけど、「私なら(クランケの脚治ってること)言うだろうな」と塔戦の時に言っていて、自分でも考えたけど、どうだろうなあ……。言わないと思う。言ったところであくまで変わってるのはリドゥであって現実での脚は治ってないんだから。それに他人の恋心を告げ口するに等しい行為だと思うので。

・クランケ

「祈っているだけ」、こうして聴くとクランケと茉莉絵のダブルミーニングの歌詞で普通にいい曲だなで聴いていて大変申し訳ありませんでしたという気持ちでいっぱい。

脚はまあ治ってるんだろうなあと思ってたんですけど、「祈っているだけ」というタイトルとかその他様々な歌詞から「脚治ってますけど、何か?」とか、「ドクトルと一緒にいたいからこうしてるんだけど?」とか、自身の症状や慕情に対して依存してるけど開き直ってるタイプだと思ってたので、「どうすればいいの?」と鐘太に問うような全然罪悪感抱いてるタイプなのは意外だったなと思います。でもリミックスは死ぬほどアッパーなんだよな。

せんせいはよく笑う人だった(頭にタトゥー)(特徴的な髪型)というリドゥでのすごい姿を見てもそう言えるってことは本当に魂からドクトルのことを想ってるんだろうなあと思います。「医者と患者の関係性、それ以上はない」と思い込んでいる、というか病弱が故に知識がないのが本当に閉鎖的な空間で過ごしてきた女性なんだなあと感じました。年齢上成人だから「女性」と表記したけど喋り方、そういった思考のどこか幼稚な部分とかは現実に帰っても変わらないと思うから「少女」のイメージの方が強い。

車椅子、皆が言うほどしんどいか?と思うほど最初は苦戦しなかったけど再戦時はドクトルもいるのですっげえ苦戦しました。なんでそこ2人一緒にしたんだよお!!

・件

あの境遇でツミキさんにしたの大正解の采配だろと思うと同時に、今ならワンチャン柊マグネタイトだっただろうな……。とも思う。ミス・コンダクタ、すっげえボカロボカロしてて好き。絶対歌えねえよあんなん。でも歌えたら楽しいんだろうな。リミックスから練習します。

件の後悔、理解は出来る。寄り添ってあげたいとも思う。でも、二胡が本編で言ったように「他人の言葉引用して使われても心に響かない」んですよ。いざという時に使うとかっこいいかもしれないけど、それが常態化してるのはなんか違うだろと。でもそんな偉人の言葉をスラスラと言ってみたかった、言葉だけでも英雄や偉人気取りしてみたかった、知識をひけらかしたかったのだろうな。件もキィの歌なしで倒せてしまったので、ムーくんと同じように所詮口プの女で、戦闘に関してはそんなでもないんだなというのをシステム上でもわからされましたね。まあ本人もその認識を持ってたので口プを貫いていけと思います。

そして、彼女もまた鐘太とか切子と同じくマスコミに巻き込まれた人間なんですよね。あの現実のマスコミがカスなだけなのか、世界が終わってるのかはわからないけれども、少なくともメビウスという空間が作られ沢山の人間が誘われたという時点で精神的余裕が少ない人間が多いのは事実。父が濡れ衣を着せられたあたり後者の方が近いんだろうな……。そうして引っ張り出されて後悔に至る。リドゥでの他人の言葉を引用してくるスタンスは気に食わないからノーサンキューだけど、現実での吃音で苦しんでいる姿で出会えたら寄り添ってあげたいと思う、不思議なキャラクターでした。ミス・コンダクタのBメロの歌い出しが区切られてるのが吃音を表してるという考察を見た時はゾッとしましたね。

ブラフマン-1

「私の娘だ」を聞いた時思わずキメェ〜!!!!!!!!!!!と声に出してしまいました。娘を堂々と神に仕立て上げるなよお〜〜〜!!!!

先述の通り音楽が好きで作ることもあった人間なのでムーくんがキレてたように音楽を堂々と盗んだ、簡単に騙されるなどといった芸術家/クリエイターをバカにする発言を平然としてきたので本当に許せないですね。よくやったむつを。エンジニアだってプログラム入力することで何かを生成するクリエイターだろうがよ〜〜〜暴走P続投で何が起きるんだと想ったらこのザマですよ。

xxxx/xx/xxのインストがアルトラ(For UltraPlayers)とかエンドマークに希望と涙を添えてみたいなラスボスBPMしながらも前を向いて終わりまで突き進めみたいなボカロ的要素も強いけどどっちかっていうと音ゲーで輝いてる時の暴走Pでめっちゃ嬉しいな〜と思ってた 思ってたら盗んだものでした。ハァ〜〜〜〜〜〜????????xxxx/xx/xxの歌詞を真面目に聴いて、メビウスを失ったことでブラフマンは何かを失って、リドゥを形成することになったのかなとか真剣に考察してたのでホンマ……。でも本当の本当の歌い出しにある「君と僕だけのエデン」を「リグレットとブラフマンだけ」にしたとて別にエデンではないだろ……コミュニケーション取らない無音の空間になるだろ……と思うので楽曲のド頭という絶対エンカウントしてボーカル聴くことのないであろう部分にそれが置かれてるのが本当しっかりしておる……。

ブラフマンに関してはリグレットなしでは語れないので分割。

ブラフマン-2

・リグレット

あんまりキャラクターに可哀想だと言いたくないし、特にこの人それぞれの後悔や悩みを抱えた作品において後悔や悩みに優劣をつけるみたいになるから言いたくなかったんだけど、言わせてください。リグレットは可哀想なキャラクターだと。

倒しに来た時の第一声が「やったー!」、「早く殺してよ」、戦闘の要注意技で「ちゃんと避けろよ」と注意喚起する、とにかく死にたがってる、殺しを願う少女。こんなに嬉々としてそう願うなんて、「生まれてきたこと自体が後悔」みたいで狂ってる。しかもブラフマンがコミュニケーションをちゃんと取ろうとしていればこんな悲願の女性を生み出すことがなかったのだと思うと余計キツい。「絶望的に噛み合わない」。この親子を見て「コミュ障」というのは「人と目を合わせて話すのが苦手」とか「会話デッキが少ない」とかではなく、「自分から話しかけにいかない」、「そもそもとして話の起点を作ることが出来ない人間」なのだと思った。そして、リグレットの後悔を読むに「父の遺伝だし……」で諦めてたけど、どっちかっていうと常時言葉のキャッチボールが豪速球なタイプだったので「よく喋る母」の遺伝子はそこから来てるんじゃないかなあと思います。父はどっちかっていうとボールをずっと手に持ったまま無言で「おーい?いつ投げてくるんだー?聞こえるー?」とキョロキョロしてたら突然ぶつけてくるみたいなドッジボールタイプだったので父親の遺伝で片付けるには違うと思う。結局のところ互いにコミュニケーションを取る、「会話をする」「踏み込む」ことを諦めた末に現れたラスボスとなったわけで、そんなラスボスVS「会話をして」「踏み込んだ」上で問題解決を諦めなかった部長(帰宅部)という構図になっていて、胸アツだな……と思いました。なおRTAでは踏み込まない模様。

そんな「快活でよく喋る」母親が中学に行けという不登校がザラの時代の中で言うのかあ……と疑問に思ったけど、同時に今まで対峙してきたピアノ講師が軒並みコンクール、音楽教室の発表会のために練習しろとかでうるさかったので、音楽の先生って全員が全員じゃないけど体育会系な部分あるよね……。という嫌〜な記憶を思い出しました。

そして終わってからμの歌を聴くと確かに音域広いなとかそこ地声で出るんだ!?とか歌唱技術はいくらでも褒めるところあるけど、それこそ楽士の「踏み込んだ」部分を知らないで歌ってるような風に聴こえて、感情入って歌ってるのは確かにリドゥを迎え入れる案内人兼神リグレット――人間の方だな、と思いました。

そんでもって頭に過ぎる少女、Ado。

学生にして顔を出さず歌い手デビューし圧倒的歌唱力でライブもやって、ワンピースともコラボするすごい人なのに、ツイートが突然おじさん構文になったり歌とSNSでの文にギャップを感じられる人。リグレットの素が喋り出した時真っ先にAdoのことを思い出したんですけど、こうして考えると彼女の登場ってフィルムレッドといい現代音楽において革命だったんだなあと改めて実感しました。

不器用で言葉足らずすぎる、報連相をしない父親。仮面を被ってないと実の娘とやり取りが出来ない、というか一方的に偶像を押し付けてる男。弱虫。ブラフマンが自分の父親であることを知ったら、人見甲一郎がメビウスみたいなものを作ったよ(要約)みたいなニュースを家出した母が知ったらどうなるか考えてないんだろうな。「母親との関係修復」を願わなかった結果娘を崇め奉るがが願いの形になってるのが答えだよ。これで行方不明から見つかって「娘のために……」と事情聴取で答えてたらゾッとするわ。

「xxxx/xx/xx」、「君」を「妻/お母さん」、「僕」「誰か」を「人見甲一郎」として置き換えると充分「ブラフマン」の音楽としても形を持つと思うんだけど、彼自身は奥さんに目を向けてないようなのでこれは第三者の意見。「この歌詞私のことだ」と思ったりしなかったのだろうか、とまで入力して、でも音楽をビジネス商材としか扱ってないような奴だからな。でおわり。

楽士が歌うバージョン、来るとしたら個人的にあの音楽ボロカスに扱ってきたブラフマンに歌ってほしくないのでソーンに歌ってほしいですね。でも早口子安も気になる。

・キィ

あなたがいなければ大変なことになっていた。システム的にもストーリー的にも。RiJ走者さんの溺愛する理由は正直よくわかる。人の気持ちを理解できない人外、いいよね。

そんなキィちゃんが人のことを理解しようと努力するさまは見ててμを思い出しました。μもこんな風に人の生きる姿を見て自我が育っていったんだなあと。後半の曲につれてちゃんと心がこもっていくのとかすごい好きです。コスモダンサーとかえげつなく怖い。「1人が犠牲になるならいいじゃん」から「1人の人間を救うために世界ごと受け止めてやる」という強い意志に変わったのは本当に成長しないと、数多くの人間を観測していないと出ない言葉だと思う。数年越しで「Orbit」を聞いてスッキリした気持ちになった。無印でも聴けるけど、歌詞の通りなぞった結果拗れたのがメビウスの始まりなので。

後悔を抱えてリドゥにやってきたというのにバイトパワハラとかすぐ辞職とかやってる人々だっているのにね!それでも受け止めるなんて人間じゃ言えないよ。強い心持ってないし。というかそういう歪な部分が生まれてるのがやっぱりミクロメビウス、完成しきってないメビウスというかベータ版みたいな感じの要素なのだろうか。

・天吹茉莉絵

ラスボスにも仲間にもなり得る存在、特異点(シンギュラリティ)なので1番最後に。

クリア後に特典の収録映像を見た時「茉莉絵の物語を終わらせます」と山中さんが断言していてオーバードーズと小説の2作品しか付き合いがないにも関わらずついに、と思う自分がいました。長かった。不思議。

楽曲コンポーザーPVだけ見ていたのでもう一つの選択をすることを知らずにプレイしていたので殺す/殺さないの選択肢が来ると思わなかった。本当山中拓也キャラクターの生殺与奪プレイヤーに握らせるの好きだね!!!!!!!!(ダンスマカブルを思い出しながら) 殺すルートの時スキル名でクアッドトリガーの文字が見えてゾワッとしました。死ぬほど使ってきたスキル名を忘れる訳がないだろう。楽士ルートと並行して進めて最終的に帰宅を選んだ部長の世界線なのかなあと考えたりもした。というかコスモダンサーここまで擦り倒されると思ってなかったろうな、YMさん……。少なくとも私は思っていませんでした。

6章のモニター映像、「読んだことある文字にセリフが付いている……」と水口茉莉絵をガンガン出していて、二胡が言ってたように古い病院といういかにもな施設、唯一フルで歌詞暗記してるくらい聴き込んでいる「祈っているだけ」の歌詞をリフレインしながら進むたびに「クランケと天吹茉莉絵のダブルミーニングの曲」であることを実感するセリフの数々で背筋が凍りながらもあっという間に最奥へ辿り着いていました。これがカリギュラ効果ですかそうですか。キャラエピでも全部が全部曇って終わるのではなく、雲の合間から太陽が差し込むような終わり方なのが良かったです。カリギュラ2」である以上、「現実(地獄)」の片鱗を見てもらってナンボですから。

彼女が目を覚ましたらどうなるかわからないけれど、あの帰宅部のメンバーなら大丈夫だろうという気はしている。何故か。根拠はないけど。

⭐︎総括

・フォロワーは「2の方が色々ブラッシュアップされててやりやすいよ!」って言ってたんですけど、正直発売から年月経ってから遊んでみるとより今彼らが抱えてる問題が深刻化していたり(例:推し活なんて言葉が流行ったり)している分、キツい人にはマジでキツいんじゃないかなあと全然思った。寧ろ無印の方が話の内容、症状が身近じゃないフィクション要素強めな分感情移入が難しかったので、感情移入しやすくなってるなと。パンドラが本当に自分のif見てるみたいで初めてカリギュラで踏み込んで物語的にではなく「現実」としてしんどいと思った。にしてもオルターガーデンからのアイドル書いてるAyaseさんすごいな……

・結局誰が好きか/帰宅部楽士ごとに男女1人選出→切子、月島、パンドラ、ドクトル、なんだけど別に関係性オタクというわけではなく個々として好きなキャラクターを選んだ結果こうなったんですよね……。ある程度自立して強い意志を持った子が好きなんだなあ。

・本当に戦闘がずっと楽しかったのでこれから塔100Fまでやっていこうと思ってるんですけど、戦闘楽しかったの大半が月島のお陰と言っていいくらい月島に依存している気がするなあって楽士再戦してて思いましたね(ささらさんをめちゃくちゃにしながら) 逆に普通のタンク使いにくいって何……?

新卒1年目にしてうつ病になりました

タイトル通りの話である。

 

一時だけ小学生の頃、一本一本髪を抜くのがやめられなくなって円形脱毛症になったことがあった。

けど、美容室でそれを親同伴の目の前で宣言されてめちゃくちゃに怒られたこともあり必死に我慢して、なんとか克服した。今思えばなんで丁寧に抜けそうな髪を選別して抜いていたのか、コレガワカラナイ。

 

中学校に入って、見事に自己紹介で大失敗をかまし、いじられ(今思えばもはやいじめの範疇だと思う)キャラとなり、不登校がちになり、髪を引っ張って抜いたり(小学校の時とは異なり、髪を手でなびかせるようにして抜く脱毛ガチャみたいな感じ)、爪を噛むようになった。指だけじゃなくて、足も。髪はハゲない程度だったが、足は全く別。制服の影響で見られることはなかったが、絶対人に見せられる裸足ではなかった。

 

高校に入ってからはある程度落ち着いたが、とにかく反りが合わない教師と三年間付き合わされ、その授業だけ単位が危うい事態にまで陥った。マジで反りが合わず、授業中1:1になる時間が毎週あったのだが互いに無言でもはや授業とはなんだ、という状態だった。そういうこともあってか、高校生活自体はクラスも大きく変わり楽しいなーと感じてはいたし卒業式も泣きそうになったものの爪噛み、抜毛癖は抜けられないまま三年間を過ごした。

 

大学に入ってから、革命が起こった。「遊助」との出会いである。

あまりにも元気づけられたのと、いつかライブに行った時ちゃんと身だしなみを整えよう。握手会もあるみたいだし。と思って爪をちゃんと伸ばし始めた。少なくともハマった年の冬くらいまではちゃんと伸びていて、久しぶりに自分の爪のピンク色部分が長くなったのを見たような気がした。

 

けれど。

2021年、コロナウイルスの流行で、ライブが中止になった。

横浜港の屋外ライブ。チケットも当たって、宿と飛行機も旅行会社と相談して決めて、とても楽しみにしていたのに。よりにもよってクラスターとなり渦中となった横浜港近くでのライブ。中止は当然だった。

当時のバイト先からも「行くのやめておきな」と否定的なことを言われて傷ついていたのかもしれない。それでもうるせー知らねー行ってやんよ!!!と逆張り精神が心の位置エネルギーを高めていたからなのかもしれない。

大学でオンライン授業が加速して、家にいることが増えたからかもしれない。

どっちにしろメンタルの調子が悪くなって、再び爪を噛み始めた。一年間生やした爪がごっそりなくなった。

なんで噛んでいたのかはよく分からない。美味しい訳でもない。食感がいい訳でもない。血は出るばかりで後から噛んだ部分が痛くて後悔するだけなのに、何故なのか。未だに分からないまま、今も続いている。

 

そうして、社会人になって。

研修の時はとても楽しかった。普通に仕事としても社会人としても有意義な内容で、弊社の新卒にはゲーマーやオタクも多く、休憩時間や研修の打ち上げではそういった話題でめちゃくちゃ盛り上がった。アイナナの映画を一緒に見に行ったり、にじのセラフ推しということで誕生日にセラフぱぺをあげ、セラシロのためにカタシロを回した同期もいる。あと、前家に来た時にP5やってみたいと言っていた別の同期に誕生日にP5R贈ったりとか。高卒の子なので年下にベタ甘気質全開である。

仕事自体は面白かった。fun、としてではなく、interestingの意味で。

詳しい話をするともうメチャクチャにプライバシーでドえらいことになるので話せないが、とにかく興味深い内容だった。仕様が特殊で最初の頃は悩まされたりもしたが、慣れてくると案外それも楽しかった。ナンプレとかクロスワードとかお絵かきロジックとか解いた時の快感に近い。

けど。

うちの部署は元々人が少なく、「広く深く」を求められる部署だった。

研修の時、研修講師から1:1で講評を聞く機会があったのだが、皆ボロボロに言われてる中私だけ普通に褒められて終わったので、実力を鑑みてこの部署に入れられたのかもしれない。

「広く」に充てられてから、疲労が徐々に蓄積していった。

業務の幅が広がる。メインの仕事が追いつかない。正直言って説明が難しい業務内容なので自分自身理解が難しく理解しきれてない中、それを顧客に説明するのも難しいのに電話対応やメール対応に追われる。

前の部署からの引き継ぎが全然上手くいかず、こっちのせいじゃないのに謝ったりする上司の姿を見ては胃を痛め。

「今年頑張れば来年楽になるかもしれないから残業してでも頑張ろうね」という上司からのミーティングでの発言が、壊れるキッカケだったんじゃないかと思う。

残業してでも頑張る。奉仕精神は元々ある方で、前のバイト先では上司に定時過ぎて止められてでも「あともうちょっとで終わるので!」と言って仕事をやめなかったこともあった。

そんな奉仕精神のある人間と、「残業してでも頑張ろう」という言葉は、最悪の噛み合わせだった。

残業してでも頑張らなきゃ。頑張らなきゃチームが終わる。人が少ないから。なんとか知識をつけて頑張らなきゃ――

 

爪噛みと髪抜き癖がドンドン悪化して。

10月の頭くらいの、金曜日。

突然糸が切れたように、全部疲れて、仕事を休んだ。

心療内科に行った。薬を貰った。副作用が重くて、爪を噛む所ではなかった。爪が伸びた。

3連休明けの朝礼。

 

どうしてこうなった?

朝礼中、副作用がキツくてトイレに行こうと思ったら、意識が朦朧として、キツいからちょっとその場で座ってから行こうと思ったら、

気づいたら職場入口近くの椅子に座らされ、目を閉じることも出来ず、息を荒らげ、慌てる周りの声など耳に入らない自分がいた。過呼吸症状だ。

救急搬送される頃にはだいぶ落ち着いてきてはいたが、それでも症状は抜けきっていなくて、逆に落ち着いたせいかずっと目を閉じていた。救急搬送と意識不明の実績を解除したとか冗談言ってる場合じゃないな、と思ったことくらいしか覚えてない。

マジで救急搬送されると担架?でものすごいスピードで声かけしながら駆け上がって行って、病室に運ばれてベッドに寝かされるのか。圧倒的スピード感だったことはなんとなく覚えている。

点滴の実績も解除した。地味に腕が痛い。動きにくい。思ったより落ちていくスピードが遅い。本当にこれなくなるのか、と不安に思っていたら、親が病室に来てくれた。突然ぶっ倒れてごめん。娘が倒れたと聞いた時、どんな反応だったんだろう。いまだに怖くて聞けずにいる。

結果としてはストレス、薬の副作用、貧血(丁度生理明けくらいだった)の複合ではないか、とのことだった。その後心療内科過呼吸はストレス由来、と言う話を聞いたのでストレスなのだろうが。

午後には復活し、病院を出た。普通に運ばれて治療を受けた料金、高い。救急車を実質タクシーとして利用してる人みたいな話聞いたことあるけど実際治療受けたらマジでどうかしてると思う。そんな簡単に乗るんじゃない。ガチで乗る人は命とか身体かかってんねやぞ。

 

あれから心療内科を転々としたり、人事の人と面談を重ねながら、最終的に至った結論としては「うつ病」だった。

うつ病診断テスト的なものを初の心療内科でやったのだけれども、見事に平常、ちょっと平常じゃない、うつ病みたいな範囲の中で、うつ病の最高得点を叩き出していた。100点中100点満点と言うわけではない。それ以上の点はうつ病越えてどうなるんだろうと気になったけど、とにかく自分が「うつ病である」と言う事実で頭がいっぱいで、聞くことは出来なかった。

診断を受けてから人事の反応は早かった。元々「お前他の新卒と比べて明らかに入社したての頃から顔死んでるよ(要約)(実際はこんなに口悪くないです)」とか新人研修の講師の人事から言われていたり、「救急搬送はヤバいのでマジで心療内科とか行ってください(要約)」とかほかの人事から言われていたので、診断書を貰ってから休職までの流れがあっという間だった。

 

そうして、2ヶ月が経った。

最初は嗅覚過敏、唐突な胸の痛みから始まり、今となっては聴覚/嗅覚過敏、唐突な胸の痛み、涙が出そうな感覚がずっと続く、眠剤がないと1時間以上寝付けない、些細なことで落ち込むようになった(元々そうだったが更に深く落ち込むようになった)。子供の甲高い声を聞くのがキツくて、ストーリーゲーを受け入れる心の余裕もなくて、グラブルFGOといったコマンドで周回したりナンプレとかのパズルゲーばかりやっている。

 

何よりもショックだったのは、食欲が失せたこと。

去年の年末にいくらイーターをするレオス・ヴィンセントを見て「いいよねいくら……」といくらの彼氏面をしていたほどいくらが大好きだったが、いくらを含めた後味がするものをほとんど食べられなくなってしまった。味付け無しの焼き餅や、ドレッシングを大量にかけた野菜、ウイダー系のゼリー飲料、シンプルなスティックパンばかりを食べる生活で、肉はサラダに入ってる鶏ササミやハム以外ほとんど食べていない。なんならテレビで特集されていたハンバーグを見ただけで一瞬悪寒がした。一番好きだった食べ物だったのに。元々食への好奇心が薄く、10で言うなら3とかだったので、10に近づいている自分に酷くショックを受けた。

また、1TRPGの約束を何も見たくない、何も聞きたくない、激しい動悸といった症状でリスケして貰ったこともある。本当に申し訳ない。

 

そして、何よりも。

時折、「死」について考えるようになった。

死にたいとかではない。「死んだらどうなるんだろうな」とか「このマンションから飛び降りたらどうなるんだろうな」とか。もしものことを考えるようになった。あんなに生きたかったのに。生きたすぎて死ぬのが怖くて、生きたすぎて、一日が終わるのが怖くて眠れないような人だったのに。

TRPGのアカウントでも報告した時に書いたが、「仕事」が爆弾だったんじゃなくて、「仕事」が切っ掛けで二十数年間の時限爆弾が爆発したんだろうと思う。

だからこそこのうつ病とは長い付き合いになるんだろう。薬が変わって副作用が落ち着いてから結局爪噛み癖は再発しているし、髪も抜ける。というか抜く。今も書いてて泣きそうだ。

  元々自分自身ストレスを感じにくいタイプだと思っていたが、見ないふりをしているか、気づかないだけで実はめちゃくちゃ傷ついているタイプだった。

実は様々な事情で仕事を1月末で辞めることになるかもしれないし、本当……どうしようかな……と思ってる。いや本当にどうしよう!?去年やってた短期バイトの宛はあるけど今年も働けるかな!?わかんない!!朝起きられるのかそもそも!?

とまあ、そんな数ヶ月を過ごしていた。いる。

 

 

さて、突然だが「推し」の話をしよう。

鈴木達央がフリーになった。

フリーになった翌日のインスタライブで、己が犯した罪についてや、それでもあなたがいいんですとスタッフに言われたエピソード、復帰してから出たイベントの話等、色んな話をした。きっと事務所にいる時は言論統制を敷かれてたんだろうというくらい結構ガッツリ踏み込んでいて、その後のXでも非常に真面目な内容が多かった。

正直、昔の彼は「演技とその向き合い方が好きな声優」だったが、今なら言える。

人間性も含め、好きだと。

めちゃくちゃ反省していた。今でもSNSの投稿に怯えているらしい。けど時折出てくるツイ廃というかSNS慣れしてるような投稿に時々クスッとさせられる。でもすごく真面目になった。人としても。

――「推せる人間」だと、思えるようになった。

今度マーダーミステリーのイベントに出るらしい。許せねえ!!!!!!!!見たかった!!!!!!!!!これだから道民は!!!!!!!!とバチキレるくらいには好きだと思う(マーダーミステリーはロールプレイだけではなくプレイヤーの思考能力も試されるゲームなので)

彼はインスタライブで「この23ヶ月、自分と向き合ってきた(要約)」みたいなことを話していた。

23ヶ月よりも長い時間になるかもしれないが、いつか私もまたあの真っ白で虚無なXアイコンから今のように心から笑える日が来るのだろうか。

 

 

来ると、いいな。

就職が決まったのでファンレターを書こう!

前回→ https://tamisukinamono.hateblo.jp/entry/2022/11/11/001801

 

 就活終了です対戦ありがとうございました。
 何社受けたんだろう………………15くらいかな………………リクナビ辞めたのでもうわからんね。
 ともあれ。4月から新社会人が決定しました。やったね。

 

 ―それにしても、内定に至るまでこの1年色んなことがあったなあ。

 「でも結局は場を踏むしかないよなー」で最初の頃しか見てもらわなかったけど、大学の人に面接練習やら履歴書を添削してもらったりとか。
 並行して始めたうたプリAASSで突然先生に転がってうたプリAS買ってカルナイすげーになったりとか。
 写真映りのために、ショートヘア派なのにせっせと春先から髪伸ばしてきたりとか。
 魔道祖師ラジオドラマの存在を知って以降更新分全部買った上に原作も購入し久々に商業小説を数日駆け抜けで読み終えたり忘羨で数年ぶりに二次創作の筆取ったりとか。
 卒論も頑張って春からずっと書き続けてるとか。
 となりの怪物くんサーバント×サービスといった旧作とうたプリのCDのためにレンタル店を久々に利用したとか。
 SPI試験のため、図書館に籠ったりとか。
 TRPGでふと「最近女関係でモメて解散したバンドがある」という話を振ったところ同卓していたキャラクターと恋とか愛とかの深い関係に繋がりかけたとか。

 ……そうだ、履歴書とかどんだけ書いたんだろう?書き損じたものも含めれば結構ありそう。
 履歴書書く作業用BGMや面接の移動BGMで解散後も印税が入るのか分からないけれど狂ったようにOLDCODEX聴いてた時期もあったなあ。
 長いことお世話になったバイトも、就活で精神的にグラついてミス多発したから辞めたんだよねー。
 その頃に突然グラブルの理想道イベント始まって元々ラモラックが好きだった自分とアグ兄続投やんけ!!!の自分が分裂した挙句ストーリーで殴られて「理想道をよろしくお願いしますbot」になりかけたんだったなあ。
 そうして色々積み重なって、今こうして内定に至るんだなー。
 この1ヶ月近くずっとFF15やってはノクトに思いを馳せて泣いてるけど。

 ………………、………………。
 この1年、自分の人生の至る所に鈴木達央がいるなあ……。

 いや、普通そんなことは有り得ないんですよ。この1年近くやらかして干されてて、復帰せど尚新規IPは殆どないし、既存IPも微々たるものだし、こんな2022年に鈴木達央にハマって人生の支えになってる人なんて、いるわ。ここに。
 確かにハマった当初は「ハーマジでなんで不倫したんだよバカが………………なんでだよ………………なんでよりにもよってこんな奴の演技にハマっちまったんだ………………」と就活の現実から目を逸らすための趣味である筈なのに精神的にかなり参ったので「全部が全部人生の支えになった」とは言い難い。が、こうして12月になって振り返ると、「参った2割:支えになった8割くらい」の比率なのである。いや参った3割あるかも。でも支えになったの方が比率が高いのは事実なんだ。まあ過去の栄光に縋っていると言えばそれまでなんだけどね……。

 

 とはいえ。
 ある程度各所に内定の報告を入れ終えたところで、ふと思ったのだ。
 ―そうだ、ファンレターを書こう。
 というのも、以前「ファンレターの書き方」で検索した時に出てきた文章例で、「〜さんのお陰で〜することが出来ました!」だとか、「〜さんが私の支えになっています!」というような内容を目にすることが多々あったのだ。
以前ファンレターを書いたものの出せずに放り投げて、早4ヶ月ほど。
 これは…………今書くべきなのではないだろうか?

 

 ということで。


 書きました。今度はちゃんと下書きもした。余談だけど宛名の「達」の字で書いたしんにょう人生で1位2位争うくらい綺麗にかけた。画像は1度失敗したものです。
 自宅の人間に「ウワッコイツ不倫した奴にファンレター書いてるよ……ないわ……」と思われるのが嫌なので、下書きは書き終えた後落ちた会社から返送された応募書類と一緒にくべました。身内に鈴木達央にハマっていることが露呈する恐怖は己の個人情報と同じくらい重い。
 内容としては先程書いた内容みたいな感じで、「この1年貴方の声で支えられました。ありがとうございます」とか「今後とも応援してます」とか、そんな感じ。ガッツリプライベートな内容すぎてこの記事には残せないことも少しだけ書いた。とにかく「2割か3割くらいメンタルボロボロになる要因になったぞ許さんからな」という想いは押し殺して、8割か7割の部分をじっくり煮詰めて。
 過去を振り返ってる時にも書いたようにバイトを就活に伴って辞めたので、繋ぎのバイトを今探しているんだけど、郵便物仕分けの求人を見かけた時、「少なくともこれに応募して内定貰った人には『この(本名)って人、鈴木達央にファンレター送ってるのか……あんなこと起きたのに応援してんだ……』と思われたり思われなかったりするんだろうな……」ということが頭に過ったりもした。けれど、それを恐れてはいつまでも出せないので、某キャラクターを彷彿とさせるような要素の入った封筒とシールと共に、怖気付く自分を殴り殺してポストに入れた。

 

 気づけば、あれから1年が経とうとしている。というか、月に「2」という数字が出るのも今年で2回目を迎えた。
 正直就活や色々な情勢影響の不安もあり、2月頃に「自分は12月までに死んでるかもしれない、早くて6月かもしれない」とまで思っていた。そんな死亡予測の根拠にも、「その名前」はあった。
 けれど、なんだかんだで、「その名前」がいたからこうして12月まで生きてこられてるし、「来年の4月以降に待ってるね」と社会的な使命を得るための心の糧になっている。

 

 人生とは、不思議だ。
 ルールや規則にうるさく、「1度失敗したら終わり」という固定観念が消えない私が、思いっきり社会的によろしくない事をした人間にハマったことも、「エンタメに関してはパフォーマンスの質が良ければそう(1度失敗したら終わり)とも言いきれないかもしれない」と考え方が変わりつつあることも。
   これが良い変化なのか悪い変化なのかは分からないけれど、実際起きているのだから受け入れるしかないのだろう。

 

 きっと就職したら辛いことも沢山ある。
 有限である過去よりも、無限に広がっている未来を見据えなければならないことも沢山ある。

 

 だから、どうか。
 過去じゃなくて、未来に縋らせて欲しい。
それくらい活躍してくれることを、少なくとも4月までは私は待ち続けようと思った。というかOCDのサブスク以外に直接金投げられるコンテンツくれ!!!!!!!!!!!!!今は無理だと思うけど!!!!!!!!!!!!!!マジで魔道祖師二期後編の演技凄かったんだって!!!!!!!!!!!なあ!!!!!!もし鈴木達央の関係者様この記事読んでおられましたら何卒ご検討よろしくお願いします!!!!!!!!!無理だと思うけど!!!!!!!!!!!

自分の2022年を捧げた人について

メンタルが弱い人が(自分的に)語気強め+センシティブな話をしているので、何かあったら消える可能性が高い記事です。何かなくても消える可能性が高いです。

この記事内容の殆どが今年の夏頃に書いたものです。誕生日に合わせ一部加筆した上で再投稿します。お誕生日おめでとうの割には愛憎入り乱れているのでただただ幸せに祝いたい人は閲覧注意。

あるもの―人にハマって半年以上が経ち、自分の心の中での時効を一旦迎えたのではないか、と思ったので書くことにした。とはいえ、書き終わってから改めて読み返すと全然まだまだ引き摺っているような内容だったので、全くそうじゃないのかもしれない。

お久しぶりです。あれから就活は正直上手くいっていませんが、それでもなんとか生きています。

前置きはここまでにして、時効、もといここ半年くらいの話をします。

時効、とは一体何かというと、前回の記事で書いた「趣味に関しての色々なゴタゴタ」「件の趣味に関するやつが、遊助にハマった時みたいに過去を追っていくもの」「罪人的人物」です。

その人物は別に時効を迎えたわけじゃない、というか時効なんてあるのか?一生その咎を背負って生きてくれや……という感じではあるのですが、丁度その事件から1年くらい経ったということや、その人物が別件とはいえ取材を受けた記事が様々な雑誌で出始めてきたこと、その人物が本来出る筈であったライブのDVDが発売されたり…もあるけれども、一時期よりは自分もその人に対しての感情が落ち着いてきたので、こうして書くことにしました。

去年の今頃事件を起こした、「一生咎を背負ってくれ」と言うほど重い事件の人物、そう、

鈴木達央だね。

叶、遊助とパフォーマンスや魅せることに関しての妥協を許さないエンターテイナーかつダーティな雰囲気/バカな雰囲気を纏っているものの人望が厚く今でも新たな仕事を日々こなしているような人ばかり好きになり取り上げてきましたが、はい。去年の今頃スキャンダルを犯して現在進行形で思いっきり干されてる人物ですね。「この作品の続編ないのかなあ」とか「このキャラ復刻来ないのかなあ」と純粋なツイートを見かける度に罪悪感で胃を痛め、Twitterのトレンドに名前・それに類似する名称が上がっただけで未だに胃がキュッとなり、様々な作品の役続投文を読んではやったーとか良かったとかよりも「そんな文書かせてごめん……」が真っ先に思い浮かぶ、自分からも名を挙げることが怖いような人―声優というべきかに、今年の二月から好きだなあ、と思うようになってしまった。それに対する諸々が(当初よりは)落ち着いてきたので書いている、結論だけ言うとこんな感じです。

原因としてはうっすらと前回書いていたのですが、うたプリASを衝動的に買ってしまい、「黒崎蘭丸ってやっぱかっこいい人だったんだな…………BRIGHT ROADええ曲やんけ…………」から色々黒崎蘭丸やうたプリでの活動を見たり読んだり聞いたりして、そこから演者本人のブログに行き着いて、「あ、この人ってこんなに真摯に仕事する(演技に向き合う、日本語と向き合う)人だったのか」と、胸を打たれてしまった。「どうしてそんな人があんなことをしてしまったのだろう」、「こんなに黒崎蘭丸だけではなく、色々なキャラクターと向き合ってくれていた人の新規IPを見ることが難しくなったうえに降りるのか(魔王学院や東リべ等の方を見る)」と、強い呪いを残していったからだ。どうしようもなく辛いし許せないけれど、どうしようもなく目が離せなくなってしまった。最近出たパッシュの魔道祖師ラジオドラマのインタビューを読んでも相変わらず饒舌で、1ページに収まらなかったのか個人的に知りたかった話題が記事に載ってないことに逆に安心して、より好きだと感じてしまった。

演技や向き合い方に惹かれたこともあり、あまり表で直接言っては来なかったが、それから一気に色んな過去作品を履修している。うたプリサーバント×サービスとなりの怪物くん、魔王学院、ブレンド・SFree!、魔道祖師日本語版ラジオドラマ、グランブルーファンタジーウェールズ三兄弟関連。前からやっていたアークナイツのアオスタピックアップで引くために結構な額を費やし、前から気になっていた忍び、恋うつつを買い、買っただけでやってなかったFF15も最近手を出してクリアした。泣いた。多分人生でゲームやってて1番レベルかもしれん。表で口にしなかったり暈していただけで、色んな作品を知って見ては延々と「どうしてこんなことに……」と溜息をつく毎日を一時送っていた。

あと、「なんかもう本当迷惑かけてごめんなさい!!!!」と奥様の曲も聴くようになり、仕事情報も時々調べるようになった。毎日仕事が立て込んでるにも関わらずエネルギッシュでパワフルな歌声で、ファンに対しても真摯でとてもいい奥様だと思った。だからこそ何してんだよ…………ライブ中止させんなよバカ………………

ラジオとかのトークは口悪いし平然と下ネタエロネタを始め攻めた話をするし、果てには不倫からの情報漏洩コンボをキメた上に謝罪等の鎮火行為に半月くらいかかったので(事務所とかの大人の事情もあるだろうけど某行為未遂疑惑があるからさあ……) 正直一番は演技や演技に関する話、作品やキャラクターに対しての話をしている姿がただただ見たい/聞きたいオタクなこともあり性格?とかに関してはもう………………知らん………………わからん………………もう二度と変な問題起こさなければいいや……………………と呆れたような感じである。情報漏洩に関しては「実はしていませんでした」みたいな話もあるらしいが、情報が入り乱れすぎてどこから本当でどこから嘘なのかわからない領域になってきている一年以上前のことをこれ以上詳しく詮索するつもりもない。とはいえ、別に自分は演技をする訳では無いものの、同じ人間であるからこそ、人としてはカスな行いをしたからこそいつまでも偶像の皮を被っていなければならないことってとても大変なんじゃないか、人として見て貰えないことは苦しいことなんじゃないか、それこそ「やっぱつれぇわ」的な一言も発せないのは……等と考えてしまい、結局は肉体の写真を見て生存確認をしてしまう。でもまあ某行為未遂疑惑があったせいで写真を見ても「本当に生きてるのか……?あと鼻あたりにあったホクロ切除したってマジ…………?」と毎度思うので、現地とかライブビューイングでfps単位で動いて喋ってる姿を見ることでしかこの感情は昇華できないのだろうなあ。とか言ってたら某ナレーション映画関連で映像出ましたね。正直髪型…………どうした…………?一般人かぶれしやがって………………ロックやめた瞬間そんな一般人のようになりやがってよ………………あの尖った感じどこいったよ………………みたいな丸くなったらなったで複雑な気持ちが芽生えたので人間の感情ってわからない。

もうとにかくそれくらい、馬鹿なことしたよねって、まだ社会人にもなっていない人間でもわかる。

人生棒に振ったよねって思う。

それがやっぱどころではなく素直につれぇよ…………………………

フォロワーにここ最近黒バスに再燃した方がいるんですけど、「高尾の演技とかキャラソンとか良かったからこそ辛いしキツい(要約)」と仰られてたりとか、ラジドラでパブサしてても「魔道祖師のラジドラ気になるけど声優がやらかしたあの人だから無理」というのを結構な頻度で見かける度に、こっちがしんどくなる。黒バスのアニメに関してはほぼほぼ未履修だからなんとも言えないけど、「声優そんな詳しくないけど昔高尾好きだった影響で名前見かけるとお前かー!!みたいな反応しちゃう(要約)」という別のフォロワーもいるし、魔道祖師のラジオドラマに関しては二期後編からのあの弱りっぷりと普段の煽りとのギャップや玄武洞の熱出したところバカクソ可愛かったり忘羨の歌い方すっごい優しくてビックリしたり今までの本編の元気な積み重ねを良い意味で打ち崩すような絶望的な夷陵老祖が出てきたりで、総合して「どこまで考えて演技してるんだ……?」というのを毎回毎回思っているし、「それくらい良い演技する人だから聞いて/見て欲しい」と思っても、あの2コンボ(もしくはそれ以上)のせいで、そもそもとしてその名を出すこと自体はばかられる、いわばヴォルデモートのような状態なのもあるけれど、人によっては一生開くことがないくらい入口を思いっきり塞いでしまった。「フォロー外から失礼します!拒否反応出るのわかるけど1回見て/聞いてくれない!?」と炎上を恐れず言える強火オタクだったら良かったものの、「いや拒否反応出るのもしょうがないよそれは……」と普通に拒否反応が出ることに対して理解できるからこそ余計辛く、だからこそ「この人(の演技)が好きです」と名指しで言いたくても、「2022年にもなってコイツ好きになったとか正気か!?!?」とフォロー外から凸られるかもしれない、そうはせずとも確実に悪印象を与えてしまうだろうなあと、この数ヶ月不安でしょうがなくて、ひたすらに検索避けをしながら、自分しか返信できない機能を付けてツイートする日々を送っていた。エンタメ界の不倫というか男女間のトラブルは日々起きていて、自分が思うよりも世間一般的には風化されつつある、気にしてる人が減ってきたとはいえ、怖いものは怖かった。いやでもどうだろうな…この前別件をTwitterで調べようとしたとき検索候補に「(下の名前) 無理」って一番上に上がってきたし…やはり風化していないのかも…とか言ってたら同職である別の人の件で蒸し返されて草。草では無い。最初こそ失笑していましたが段々と普通にメンタルやられたので数日Twitter控えました。本当一生ネタにされて蒸し返されるようなことすんなよ何しとんだ………………

幸せになってくれとは言わない。正直そう願ってしまう自分がいないと言ったら嘘になる。「憶測の押しつけや悪意で人は死ぬし、人は壊れる、それを虐めと呼ぶのではないか」、「素直に書いたことが本当に伝わるといいな」そう言っていた人に憶測が飛び交い、流石にライン越えてるだろと思えるような誹謗中傷をいくつも浴びているし。

けれど、今こうして生きることが、降ろされずいくつもの役に繋ぎ止められ、人として今どうしているかも言うことが出来ず、もしかしたら一生声優「鈴木達央」として生きていかねばならないことが罰であるとも思っている自分もいる訳で。SNSが普及し、人々の活動を見ることがより容易になったこと、そんなSNSの普及によって見ることが容易になった人々の活動の一つである私生活に張り込んでいたが故に生まれてしまった記事であることも相まって、youの歌詞みたいなことを時々考えてしまう。あなたは今何をしていますか。あなたもころもちゃんの面倒見てたりもするんですか。今日も不倫してないよね大丈夫だよね?とか。でもYouTube活動は声優諦めたようにも映ってしまうので今は再開しないで欲しいとも思うバカクソ面倒臭いオタクなんだよなあ……声優としての側面が好きだからYoutuber>声優の比重になって欲しくはないので……


このブログの元々の名前は「好きなものについて話す場所」という名称だった。

私自身好きなものについて話すのが好きで、その魅力を人に伝えたいなという気持ちは勿論、自分の好意を明文化することで感情の整理をすることも好きだった。

どうしようもない人間だってわかってるけど、同じ人であるが故にそう思ってしまうのは、罪なのでしょうか。

「好きですけど何か?」と開き直ろうとすると、心の中で「(ファンと不倫した上に情報漏洩した男のことを好きと言っちゃ)いかんのか?」「いかんでしょ」のやり取りが自分の中で行われ、「だよねー。そりゃいかんよな」と頷いて結局暈した言い方や言わずに終わってしまう。結局のところ、自分は世間体に振り回された上でしか物事を好きだと言えないオタクだったのだと、この一件で気づかされた。


周りの目とかを気にせず、愛を貫けるオタクになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

だからどうか、他人に「推すこと」、「"推"奨すること」は極力しませんから。

不倫相手になれてしまうくらいのガチ恋勢レベルは絶対御免だけど、「大丈夫、次やらかさない限りはあんたの演技が大好きだ」と後方仲間ヅラして言えるような感じで、一人の声優を好きでいることを許してくれ。

実は、SNSのアイコンが突然真っ白になってから危機感を抱いて衝動的に書いたファンレターがある。しかし、出さないまま捨ててしまった。「人間性はあまり見たくないのに生きていて欲しいと願うことを書くってどうなんだ…?でもそれ相応のことしたよな…」と自問自答してしまうようなエゴの押しつけになってしまうのもあるけれど、「ファンレターの書き方」みたいな記事に従った結果修正液もガンガン使って認めたまでは良かったものの「そもそも手紙の向こうには人がいるしその人恐らく今滅茶苦茶繊細だぞ!!!!!丁寧に扱わないとダメなんじゃないか!?!???」という良心が芽生え、せめぎあった結果、「あっこれは出せねえな……」と封に入れて少し経ってからやめた。切手も貼ったし宛名も書いたのにもったいねー。かと言って愛憎の憎の部分を頑張って愛でコーティングする文を書くのは大変なんじゃ。

のようなことが、この半年と少しの間でありました。
表で簡単に口にできるものでもないから言ってこなかったものの、正直今年イチの旬ジャンル……ジャンル?まである。


こうして知る機会がなかったら魔道祖師を履修することもなく、忘羨でこんなにハッピーになることも、積みゲーの山に埋もれていたFF15を遊ぶこともなく、ゲームばかりやってきた人生で1番泣いたと言ってもいいくらい泣くこともなかったかもしれない。

冬期うつや時勢とぶつかり合ってここ十年で一位二位を争うくらいにメンタルがボロボロになることもなかったかもしれない。

そして、一人の人間にこんなにも愛憎を抱くこともなかったかもしれない。


知ったことでとても良いことも、とても悪いこともあった、禍根を残した人。

生まれてきてくれてありがとうとは言わないけれど、生きていてくれてありがとうは言わせて欲しい。

お誕生日おめでとうございます。

生きていてくれてありがとう。

魏嬰がでろでろに甘くボーイズラブしてる声とか人间纵我、聞きたいなー!

黒崎さんが2021年に出したソロ2曲、生歌唱で聞きたいなー!

アグロヴァル兄上の試練、ボイス付きで見たいなー!

これからもこの人のパフォーマンスで見たいものも聞きたいものも、いっぱいあるんだ。

人として良くない部分がある(あった)のはわかっているから、これから胸張って応援できるように、アイデンティティを見失わない程度にちゃんとした素行とパフォーマンスで見返してくれと切に願っている。

その名をサラッと出してしまっても気まずい表情をしなくても良い日を、私は待っている。

久しぶりに死にてえと思ったのレポ

 

なんだそのレポは…………って感じなんだけど、備忘録。元気があったら今度文字装飾足します。

 

・ストレスの原因はなんだろう?

ここ最近の情勢とか色々を考え込んでしまう。

就活に関する色々。

趣味に関しての色々なゴタゴタ(TRPGとか自分の身近な人が関わるものではないです)(単に自分が色々調べたりして苦しんでいるだけ)

期日ギリギリまで放っておいたレポート。

レポートがあるので飲酒や外出等によるストレス発散が出来ない。

ストレス発散のためにゲームをやっていても、家にいるが故にレポートやんなきゃ………と追い立てられている気持ちになり、ストレス発散になっていない。

低気圧とか大雪とかここ最近の気象。(元々冬になるとメンタルグズりやすい感じがする)

(恐らく)PMS

 

これらが全部重なった結果が今である。

 

・その結果何が起きてるの?

いつもストレスが溜まりすぎると、その場凌ぎのために「消えたいな」と思う。

例えば、何か失敗したとしても、「クソっ見つかんねえ!!!!!」ってしているところを間近で見ていたい。他人事にしたいというか。「私は悪くない」ツラをしていたいというか。

このまま消えて誰にも見えなくなって、世界を遠くから眺めていたい。

そんな感じ。

……んだけど、それを超えると「死にたい」になるのかな、自分は。と思った。

 

具体的に起きていることとしては

・ちょっとの発言でささくれ立つ

というか、自分の思い通りにならなくてイライラする。

元々そういう「誰かが自分の思い通りにならないと気が済まない」傾向が強い人間(だと色んな性格診断の結果が言っている)なんだけど、その許容量が更に狭まっているのを感じる。

身近であれ、そうじゃなくとも、一瞬「ハア?」「そんな言い方する必要あるか!?!?」って思ってから、「いや…………そんなんでキレるとか疲れてるな…………」と冷静になれてはいるのでまだ理性が死んだわけではなさそう。

 

・ちょっとの発言で悲しむ

上記の奴は主に、例えばTRPGだと「自分はこういう感じのプレイスタイルです」みたいな身近な内容だったり日常系、些細なことに対して思うことが多いんだけど、愚痴垢とか、強い意見をしている姿を見ると悲しんでしまう。

件の趣味に関するやつが、遊助にハマった時みたいに過去を追っていくものなので、過去の色んな感想だったり発言だったりを見て嗚呼…………みたいな。数年前とかの発言なので取り消せよ……!!!ハァ今の言葉……!と思ったところで無駄なんだよなあみたいな無常もあり。

 

・のに、好奇心旺盛なせいで無駄にいろんなことを調べてしまう。

趣味のこととか世界情勢とか………いや後者は面接のネタになるっていう部分もあるから………(震え声)

そうして負の意見とかを目にしてしまい、アー(婉曲表現)

 

・上記みたいなことがあるので他者の発言に対しての思考能力が落ちてる

要は1回言われただけで理解出来ず、平たく言われないと理解できない。そうでなくとも、理解に絶対一段階踏む必要がある。

 

・ので、他人へのレスポンスがしんどい

自分のことで手一杯なのもある。

バイトの接客とか、TRPGGM予定のキャラシ確認連絡とか、そういう形式的なやりとり、或いは自分から何かしらを送りつけることしかしたくない。

 

・かと言って、自分の発言に問題がないとは言ってない。

比較的弊職場、ありがたいことにアットホームな職場です!()なんですけど、職場の人との会話でここ最近情勢の話をしていた時、陰謀論一歩スレスレみたいな発言をしてしまった。退勤直前で疲労ピークだったのもある。具体的な内容は荒れそうだから書かないけど。

こういう精神的に無理になっている状態になったら、物事に対する判断力が低下して、人は悪徳宗教とか陰謀論にハマっていくんだろうな……と思った。

 

・寝れん

Twitter見てる人はわかると思うんだけど、「寝ます」と言ってから寝てないことが多々ある。そう。眠れないのである。

そして昼夜逆転、起きたとしても睡眠時間は6時間とかそれくらい。毎秒眠い。頭が働かない、けど寝れん。寝ようとしたら目が冴える。というかこれを深夜一時に書いてる時点でお察し。

明日が来るのが怖い。寝ている間に世界が終わったり死んだりしたらどうしよう。そう思ってしまう。

正直睡眠薬導入を検討している。

 

・金を使ってしまうなど衝動的な行動

これが何気一番ヤバい。

先々月はずっと溜めていた、「ネヴァジスタクリアするまで読まん」と言っていたにもかかわらず魔法使いの約束のストーリーを読み。

先月はOMORINeedy Girl Overdose、グノーシアを買い。(よりにもよって精神的ダメージエグいゲームばっかなんだよなあ……)

今月はうたプリAASSを久しぶりにプレイしたら教師陣二名にメッタメタにされ、衝動的に買ってしまった。うたプリAllstar…………Switch版で出ててよかった…………

蘭丸ルートをやって林檎先生ルートをやった。両方良かった。日向先生ルートが怖いぜ。

閑話休題

お金という有限な資材ともいうべきものを浪費している、しかも脳死。よくないですよ………………

 

・明らかに上記のように疲れているが故に発生してしまう嫌な行為が多く自分に対しての苛立ちや悲しみがすごい

そのままの意味。

 

・人間って何だろう………未来って何だろう………してしまう

ここ最近趣味に関して……というかそれに関連する罪人的人物を調べていることがあるんだけど、その人について知っていくたびに愚かというか………そういう感じのことをずっと思っている。ただ、ただただバカなことやってただけじゃない人だから余計、みたいなことを考えてしまう。変に情が芽生えてしまい、憎みきれない。相互フォロワーはここ最近あげてる相互フォロワー限定のふせったを見れば大体わかる内容です。

そんな中訪れた今の世界情勢や、Vtuberの情報漏洩等様々な問題行為に伴う契約解除。

別にそのVの子がめちゃくちゃ好きだったと言うわけではないが、Vをずっと追っている身なので………

何故人間はそういう、罪を犯すような真似を重ねてしまうのだろう。

期待を裏切ってしまうのだろう。

 

みたいなことが重なってしまい、この世界や未来に期待できないや………で「死にてえな………」になってしまったのだろう、と分析する。

今も抜けてない。だってこれレポートに手をつけず一時半に書いてるんだからよ………

 

・じゃあどうすればいいの?

 

インターネットやめろ

 

………と言いたいところだが、いかんせんインターネットコンテンツを題材としたレポートを書いているため、インターネットを調べるしかない。就活ももうインターネットの時代だ。ソーシャルディスタンスの時代にインターネットは欠かせない。インターネットをやめたくても、生活必需品になっていて手放せないものになりつつある。

インターネットが絶対悪であるという訳ではないが、少なからず今私が心をやられてるのはインターネットの影響がデカいと思ってるので、コロナが流行ってから鬱とか自殺者が増えてるのはそういう要因もあるのかな……と思うなどした。

 

正直いい感じの締めを書く余裕がないレベルなので今日はもう寝る。寝るったら寝るもんね!!!!!!!!!!!!!!!!!

好きなことを語らないことにした

数時間前、とある定期更新されているブログを読んで「そういえば自分のブログ、ずっと放っておいていたな…」というのを思い出した。

正直、新しい物に手を付ける体力が落ちているのか好きなものがここ最近固定化されているし、高校の時ほど本を全く読まなくなったため、文章力の低下によって語彙が貧相になり、「いうて書いたとしても伝わらないだろうな…」で諦めていることが多々あるのである。

アニメ二期になってRe:valeというか百がメチャクチャ動いて喋って再燃して恐らく人生で一番課金してるソシャゲになったよありがとうトロイカ(アニメアイドリッシュセブン製作会社)だとか、遊助のライブ行こうと思ってチケット取って飛行機宿やら予約しても中止の二連敗を喫してるかなしいなだとか、TRPG滅茶苦茶楽しいねとか、にじさんじ甲子園最高ありがとうレインボール高校そして若女将3Dおめでとうとか、良いなあと思ったものに出会う旅に色々書きたいと思うことは沢山あった。でも行動に移せなかった。どうせ書いたところで自分にしかわからんことだろうなとか。あくまでもブログという第三者に公開している形式ではあるので、自分以外の誰かが見ても伝わる文を書きたいが、それを書くことが出来ないな。と。

なので潔く、「好きなものを語る」というこのブログの目的を取っ払うことにした。目的というか、「好きなものを語るぞ」と公言していることで縛られている部分もあったので。

タイトルもガラッと変えたのだが、本当タイトルとか名づけ考えるの難しいよな。シノビガミの奥義名とかダブルクロスのコードネームとか、そもそもとしてTRPGの自分の動かすキャラクターの名前決めることすら難しい。いつも最後に決めてる。作文や読書感想文を書いていた小学生の頃はタイトルから書いていたのに、いつからそうなったのだろう。タイトルを決めながら、もし自分に子供が出来る日が来たら、子供の名前は伴侶と言えるような存在にお任せするか占いで決めてもらうしかないなと思った。今でも納得がいってない部分があると言うか、微妙に感じてる部分があるのでいつか突然変わるかもしれません。でもそれより良いタイトルが生まれる自信もないので、なんだかんだでそのままでいるんだと思う。

 

タイトルの由来と、ここ最近のことを書こう。

青い鳥というのは、兄妹のチルチルとミチルが幸福の青い鳥を探しに行くという童話だ。結構好きな童話で、自分のTRPGのキャラクターのモチーフに用いたこともある。

ここ最近、私は「幸せとは何か」ということについてよく考えている。

精神が疲れているのか課題が疎かになり、ゲームへの現実逃避が多く、不眠症気味になっていたりで、「自分は本当にそれでいいのだろうか、来年就活やぞ」とふと考えてしまうことがあるだとか、最近よく回してるTRPGシナリオが「幸せ」をテーマにしたシナリオだったりだとか、「世界は愚かだとかうだうだ言いながらもなんだかんだで生きていくんだろうな」と思っていたツイッターのフォロワーがメンタルを崩し、定期的にガチの死にたいだの元気づけようとしたりしても「いやどうせ…」とかで堂々巡りになるくらいダメになる時があってままならないな、世界、人類、と思ったりとか、そのフォロワーの愛読本が「ほんとうのしあわせとはなんだろう」という文のある宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」であったりとか。

そんなこんなで幸せってなんだろうな、そして自分は今幸せなのだろうか、とよく考える。

つい最近21になったばかりで、来年は未知の領域である就活や卒論が待っている。就職後。もしかしたらあるかもしれない恋人や結婚、出産とかもあるのだろうか。色んな未来を考えるのが怖いと、今書いてて気づかされた。それはきっと、今が幸せではないから。今後もっと不幸になっていくのではないか。自分が今感じている「幸せじゃない」は序の口なのではないか。みたいな理由なんだと思う。

おそ松さんの一期EDの松野おそ松バージョンは、サビ前に「ひたすら遊んで暮らしてえ」という台詞が挟まる。おそ松さんを見ていたのは高校とかそこらだったのだけれども、社会人が迫った今となっては滅茶苦茶わかる。ひたすら遊んで暮らしてえよ。「大学の先輩は就活で平均何社受けました」とかこの前大学の講義で数値化したデータが出されて気持ち悪くなったよ。大学中退してえな、中退したら絶対楽になるよなとか思ったよ。でも遊んでばかりじゃ人生ままならないことも痛いほど理解しているよ。特に自分の親は高齢な方だから、いつまでも親の脛を齧ってばかりじゃいられないんだよな。

中学~高校あたりから漠然と「社会の底辺に落ちるのが怖い」という恐怖があって、「精神的に健常でありたい」だとか「変な病気で死にたくない」だとか「仕事しないニートで社会人や親に迷惑をかけたくない」だとか、そんなことを考えているが、正直だいぶこの思考に限界が近いんだと思う。かといって未だにそんな考えから脱却できそうにないし、するとしたらこの中のいずれか一つを満たした時なんだとも思う。基本的に失敗から何かを学ぶ人生ばかり送ってきた、後悔ばかりの人間なので。

 

きっと「幸せ」を見つけた時が、このブログのタイトルが変わる時なんだろう。いつまでも、いい感じに浮かばないブログタイトルと幸せを探している。そんなダブルニーミングで付けました。でも基本的に自分の言ったことをすぐ「やっぱナシ」にしたり、「そんなこと言ったっけ」するタイプでもあるので、ワンチャン明日には変わってるかもしれない。真っ新に生まれ変わってるかもしれないな(このブログはKing Gnuの『白日』を聞きながら書かれています)。

 

そんなこんなで心機一転となりますが、自分のツイッターを知っている人からしたら毒気やリアルな話が多くなるかもしれませんが、何卒よろしくお願い致します。